【永久保存版】知っておきたい!トリプル・シングルフックの特徴と正しい選び方

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バラシとは一度針にかけた魚を取り逃してしまうことです。

魚をバラしてしまう原因は「ラインのテンション・強度不足」「フッキングの甘さ」「フックの劣化」など様々あります。

中でもフック(=釣り針)は唯一魚体に触れる釣具であるため、フックの良し悪しが魚をバラすかキャッチできるかに大きく影響します。

この記事はバラシが多くて困っている方、バイトがあるもののフッキングに至らないと悩んでいる方の参考になる内容になっていますのでぜひご覧ください^^

この記事がおすすめな人
  • バラシが多い人
  • フッキングがうまくいかない人
  • フックの正しい選び方を知りたい人

1.フックにも色々ある

ひとくちにフックと言っても様々な種類があります。

一番オーソドックスなのがトリプルフック。次いでシングルフックでしょう。

大まかな特徴としては、トリプルフックはフッキングの確率が高く、シングルフックは低いです。

一方、トリプルフックは刺さりが甘くなることがあるため、シングルフックに比べてバラす確率が高い傾向があります。

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また、少し変わったものとしてはシングルフックを圧縮チューブでまとめた「ツインフック」4本針の「フォースフック」があります。

ツインフックはトリプルフックのバラシやすさをカバーしつつ、シングルフックの貫通力も兼ね備えた、両者のいいとこ取りをしたフックです。

フォースフックはヒラメやタチウオをターゲットにした釣りで使用する場合が多く、針先と魚の接点が多いため「掛け」を重視したフックです。

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店頭に並んでいる多くの商品はトリプルフックとシングルフックを採用しており、基本的にはこの2パターンを状況に応じて使い分けると良いでしょう。

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2.トリプルフックの特徴

基本的にはトリプルフックとシングルフックを使い分ければ十分ですが、ここで重要になるのは状況に応じたフック選びができるよう両者の特徴を理解することです。そこで、

ここからはトリプルフックとシングルフックの特徴を解説するとともに、おすすめの使い方をご紹介します。

トリプルフックには「シャンク」「バーブ」「ポイント」「ベンド」と呼ばれる部分があります。

シャンク:フックの軸になる部分で、この長さを変えることでルアーの泳ぎが変化します。

バーブ:貫通したフックが抜けるのを防ぎます。あまり大きすぎると貫通力が下がります。

ポイント:フックの先端で、鋭さと耐久性が重要になる部分です。

ベンド:貫通したあとに最も負荷がかかる部分です。フックの耐久性に大きく影響します。

トリプルフックの強み

トリプルフックはポイントと魚の口との接触確率が高く、とにかく掛かりやすいのがです。

ポイントが3点あるため、全てのフックが魚の口に貫通した場合、シングルフックと比較してフックが外れにくいという特徴があります。

トリプルフックの弱み

フッキングポイントが3点に分散されるため、貫通しにくいのが弱みです。

シングルフックと比較して魚の口に貫通しにくいため、より貫通力を持たせるために針の軸が細めに設計されている場合があります。

このため、大物にフックが1本しか掛かっていない場合にはフックが伸びてバラシに繋がる場合があります。

トリプルフックのオススメの使い方

トリプルフックをより効果的に使うためのポイントを3点ご紹介します。

1.まめにフックの鋭さを確認

トリプルフックは貫通力が劣るため、これを補うために針先を常に鋭い状態に保ちましょう。目安としては爪に針先を当てたときに引っ掛かりがある位がベストです。

針先を最高な状態に保つために、フックシャープナーの使用がオススメです。

2.魚の活性が低い時はシャンクを長めに設定

魚の活性が低い時、魚は積極的に餌を捕食しようとしません。

この時、餌(=ルアー)と魚との距離が離れます。このためシャンクを伸ばすことで針の届く範囲を広げ、遠い位置にいる魚の口に針を掛けることが重要になるのです。

3.小さめのルアーを使用する時にはシャンクの長さを短めにする

小さめのルアーを使用する時、シャンクが長いとルアーバランスが崩れてしまい、泳ぎが変わってしまいます。

さらにはリーダーを巻き込んだりとライントラブルにもつながりますので、小さめのルアーには短めのシャンクがオススメです。

ルアーの選び方

覚えておきたい【フックが歩く!?】

大物が掛かった時には長時間ファイトをする場合があります。この時、トリプルフックの一本だけが刺さった状態で別のフックが刺さり始めると、最初に掛かったフックを抜こうとする力が働きます。

これが、「フックが歩く」と言われる現象です。

2本以上のフックがしっかりと掛かれば良いのですが、最悪の場合、2本目のフックが刺さり始めるタイミングで1本目が外れてしまう場合があります。

トリプルフックがバラしやすいと言われているのは、貫通力の弱さだけではなく、このような力学的な要素も大きいのです。

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3.シングルフックの特徴

シングルフックには「アイ」「シャンク」「バーブ」「ポイント」「ベンド」と呼ばれる部分があります。

アイ:フックとラインを接続する部分です。「叩き」「カン付き」「オフセット」といったタイプがあります。

シャンク:フックの軸になる部分で、この長さを変えることでルアーの泳ぎが変化します。

バーブ:貫通したフックが抜けるのを防ぎます。あまり大きすぎると貫通力が下がります。

ポイント:フックの先端で、鋭さと耐久性が重要になる部分です。

ベンド:貫通したあとに最も負荷がかかる部分です。フックの耐久性に大きく影響します。

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シングルフックの強み

シングルフックはいちど魚の口に貫通させてしてしまえば抜けにくいのが特徴です。これは、トリプルフックの「フックが歩く」現象が発生しないためです。

シングルフックの弱み

シングルフックはポイントと魚の口が接触する確率がトリプルフックほど高くないため、掛りやすさに劣るのが特徴です

また、1本に全ての力がかかりますので、サクラマスのような口の柔らかい魚の場合、魚の口が切れてしまうというデメリットもあります。

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シングルフックのオススメの使い方

シングルフックをより効果的に使うためのポイントを2点ご紹介します。

1.重量の調整が必要

市販のルアーはトリプルフックの重量を基本に設計されているため、トリプルフックからシングルフックへ付け替える際には重量の調整が必要になります。

更には水の抵抗が低下するため、確実にルアーの泳ぎが変わります。フックの変化で泳ぎが良くなる場合、悪くなる場合があります。

このためマヅメなどの重要な釣りをする前には事前に泳ぎを確認しておくと良いでしょう。

2.フックの可動域を広げる

魚が餌を捕食する際、水と一緒にベイトを吸い込むことがほとんどです。

スプリットリングで繋いだ場合はフックの可動域が制限されてしまうため、掛かりにくさが生じてしまいます。

このため、メタルジグなどで使用されるアシストフックのように、フッキングの確率を上げる編み糸のハリスを使用すると良いでしょう。

4.フックのおすすめの使い方

次に、トリプルフックとシングルフックのおすすめの使い方をご紹介します。

ライントラブルの軽減釣果の向上につながりますのでぜひ参考にしてみてください^^

知っておきたい!フック選びのコツ3点

意外と知らない、フック選びのコツを3点にまとめました。

1.アシストラインの長さはルアーの半分以下にする

フックに結んである糸をアシストラインと言います。

アシストラインは短すぎると魚が暴れた際にルアーが強く振れてしまいバラシに繋がります。反面、長すぎるとリーダーに絡みやすいです。このため、アシストラインはルアーの半分より短くするのが基本です。

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2.フックへの装飾も重要

市販のジグなどでもアシストフックに「」や「ティンセル」「魚皮」といった装飾が施されている場合があります。

これはアピール力を強化させるために有効であるほか、バイトマーカーの役割にもなるため、ぜひ活用したところです。

また、これらの装飾があることで、水の抵抗を受けやすくなることからバイト時に魚が吸い込みやすくなるというメリットもあります。

トリプルフックに装飾がついたフックがありますが、リアにつけることによりフォール時の姿勢を安定させる効果を得ることができるのも覚えておきましょう^^

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3.フックの向きも大事

ツインフックではフックの向きも重要です。

フックが外向きのものは掛け重視。内向きは根掛かり重視のセッティングと覚えましょう。

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ルアーのフロント/リアに付ける場合のメリット・デメリット

フックをルアーのフロントに付ける場合。リアに付ける場合。

それぞれにはメリットとデメリットがあります。両者の特徴を理解して適切なセッティングを探しましょう。

1.フロントの特徴

大きめのアクションで誘う場合はフロントにフックを取り付けるのがオススメです。

ジギングなどで使用されるリフト&フォールといった大きめのアクションをする場合、フィッシュイーターはベイトフィッシュの行手を阻もうとフロントにアタックしてくる場合があるためです。

また、フロントに付ける場合はフックがリーダーを巻き込まないよう、シングルフックを選ぶようにしましょう。

2.リアの特徴

着底するタイミングがフロントよりもリアの方が遅いため、リアにフックを付けると根掛かりの低減が期待できます。

また、ファストリトリーブをメインとする誘いの時には追尾してきた魚のフッキング確率が高いのがリアです。

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5.バラすと本気でヘコむ

掛けた魚が大きければ大きいほど、バラした時のダメージは大きいものです。

長い時間をかけて寄せられたにも関わらずキャッチ目前でバラした時、このような時はしばらくの間は空を見上げて放心してしまいます^^;

そこで、このような悲しい経験をする人が少しでも減るよう魚をバラさないための正しいフックの選び方をご紹介しました。

バラシが多くて困っている方、バイトがあるもののフッキングに至らないと悩んでいる方の助けになれたら嬉しいです^^

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ルアーの選び方

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考資料

・岸から狙える陸っぱり 海のルアー入門 株式会社学研プラス

・超やさしいルアーフィッシング 一番釣れるショアジギング 株式会社ケイエス企画

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