”なんとなく”ではありませんか?【ルアーカラーの使い分け】『釣果が変わる!カラー選びの基本』

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店頭には色とりどりのルアーが陳列されていますが、どのカラーを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。

もちろん魚の食い気があって魚の目の前をルアーが通過すればカラーは関係なく釣れるかもしれません。

しかし、

ルアーカラーの特性を理解することで効果的に釣果を伸ばすことができます!

この記事を読むことでルアーの持つカラー特性とルアーカラー選びの基本を理解できます。

オススメのカラーローテーションや、水深に応じた適切なルアーカラーも紹介しますのでぜひ参考にしてください^^

この記事がおすすめな人
  • ルアーカラーの特性を知りたい人
  • 効果的なカラーチェンジを知りたい人
  • 水深に応じた適切なルアーカラーを知りたい人

1.ナチュラル系・アピール系

ルアーカラーは「ナチュラル系」と「アピール系」に大別されます。

ナチュラル系カラー

ナチュラル系カラーとは自然界にあるようなカラーで、ブラウンブルーグリーンシルバーといったルアーを指します。

ナチュラル系カラーは海中にあってもベイトフィッシュに類似するカラーであるため、魚に違和感を与えず、魚に警戒されにくいという特徴があります。

ナチュラル系カラーのオススメの使いどきは次のような場合です。

ナチュラル系カラーを使う時
  • 光量が十分にある時
  • 海水が澄んでいる時
  • 魚の活性が低い時

解説

光量が十分にある時」「海水が澄んでいる時」は海中の視界は良好になります。

このような状況では必要以上に目立たせる必要はなく、魚にルアーを「エサ」であると勘違いさせるよう、なるべくベイトフィッシュに近いルアーカラーであることが重要になります。

逆に、視界が良好な状況でレッドやゴールドといった派手なカラーを使用してしまうと魚に見切られてしまいますので避けるようにしましょう。

魚の活性が低い時」は積極的に餌を捕食しようとしません。

この時、派手なルアーが近づいてくると魚は警戒してしまいますので、なるべく自然界に存在するようなカラーで控えめにアピールすることが重要です。

アピール系カラー

アピール系カラーとは視認性の高いハイトーンなカラーで、レッドゴールド蛍光色といったルアーを指します。

アピール系カラーは視界が悪い状況でも遠くからルアーを見つけやすいのが特徴です。

また、周囲のアングラーからもルアーを認識しやすく、「マツリ」といったトラブルを防ぐことにも役立ちます。

アピール系カラーのオススメの使いどきはナチュラル系カラーとは真逆で次のような場合です。

アピール系カラーを使う時
  • 光量が少ない時
  • 海水が濁っている時
  • 魚の活性が高い時

解説

朝マヅメ夕マヅメといった「光量が少ない時」や大雨や海がシケた後のような「海水が濁っている時」は視程が悪化します。

このような状況でナチュラル系のルアーを使用してしまうと魚がルアーを見つけられません。このため、魚にルアーを認識してもらえるよう、なるべく目立つルアーを使用する必要があります。

魚の活性が高い時」、魚は我先にと餌を捕食します。

こうした時はルアーに対して警戒感を抱きにくいため、自然界に存在するようなナチュラル系のカラーである必要はありません。

むしろ、目立つルアーカラーでルアーの存在を認識させることが重要になります。

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2.ベースカラー

ルアーには「ベースカラー」と呼ばれる、ルアーの下地となるカラーがあります。

ベースカラーは「シルバーベース」「ゴールドベース」「グローベース」に大別されます。

シルバーベース

シルバーベースはジグでは最も多く使用されるカラーでポピュラーなカラーです。魚の鱗のような模様や、ホログラムシートを使用したルアーなどがあります。

シルバーは太陽光を反射する波長が長くフラッシング効果が高いほか、ベイトフィッシュの魚体に似ているため、フィッシュイーターに警戒感を持たれにくいのが特徴です。

シルバー✖️ブルー

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シルバー✖️ブルーを使う時
  • 光量が多い時
  • 海水の濁度が低い時

シルバー✖️ブルーはベイトフィッシュのような自然なカラーが特徴で、海水がクリアで太陽の出ている日中に使用頻度が高いルアーです。

ナチュラル系のシルバーとブルーを掛け合わせていますので、視界が良い状況でも魚に見切られにくいのが特徴です。

シルバー✖️ピンク

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シルバー✖️ピンクを使う時
  • 光量が多い時
  • 海水がやや濁っている時
  • 朝マヅメ夕マヅメ

シルバー✖️ブルーとは異なり、やや海水が濁っている時には視認性の良い赤系の色を使用すると良いでしょう。

また、ゴールデンタイムと呼ばれるマヅメは魚の活性が高く適度に日光もあるため、ややアピール力のあるシルバー✖️ピンクが使われる場合が多いです。

シルバー✖️ブルー✖️ピンク

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シルバー✖️ブルー✖️ピンクを使う時
  • 適度に光量ある時
  • やや濁度が高い時
  • 単色では反応がない時

ブルピン」の愛称で親しまれる、ブルーとピンクを併せ持つルアーカラーです。

釣り初心者や、色選びに迷った際にはこのカラーを使ってみると良いでしょう。

また、単色では反応が得られなかった時にはブルー✖️ピンクで反応が得られる場合がありますのでタックルケースには1本忍ばせたいカラーです^^

ゴールドベース

ゴールドベースはシルバーベースと比較するとフラッシング効果はやや劣るもの、朝・夕マヅメの波長の長い(=黄色味がかった)太陽光を効率的に反射するのが特徴です。

また、波長の長い反射光は濁った海水では遠くまで届きますので、シケた後や大雨の後の釣りで効果を発揮します。

ゴールド✖️レッド

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ゴールド✖️レッドを使う時
  • 適度に光量・濁度がある時
  • 朝マヅメ・夕マヅメ

通称「アカキン」の名前で親しまれる定番カラーです。ゴールドベースですのでマヅメに効果を発揮するほか、は魚の眼には黒い影のように見えるため、シルエットを際立たせる効果があります。

ゴールド✖️グリーン

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ゴールド✖️グリーンを使う時
  • 適度に光量がある時
  • 濁度がやや低い時
  • 朝マヅメ・夕マヅメ

先ほどのアカキンと比較するとややアピール力に劣るものの、ナチュラル系のグリーンであるため、海水が比較的クリアな状況では魚に見切られにくいという特徴があります。

グローベース

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グローベースのルアーを使う時
  • ナイトゲーム
  • 朝マヅメの序盤・夕マヅメの終盤

グローベースは光量の少ない時の視認性を高めたカラーで、ホワイトをベースにしてグロー夜光)塗料を使用したルアーが主流です。

グローベースに蛍光色の塗料が使用されたルアーも多く、主にナイトゲームで使用されます。

3.カラーローテーション

一日の中でも太陽の光量や海水の濁度は変化します。

釣果を向上させたいたい場合、刻一刻と変化する環境に応じてカラーチェンジをすることが重要です。

また、環境以外にも同じカラーをいつまでも使い続けていては魚に見切られてしまうため、カラーローテーションが重要になります。

そこで、これまでに紹介したカラー特性を踏まえ、適切なカラーローテーションの組立てを紹介します。

ここでは朝マヅメ〜正午までのカラーローテーションを想定しています。

1.朝マヅメ(序盤)

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朝マヅメの序盤は太陽の光が弱いため、暗闇でも視認性の高いグロー系のルアーで探るのがオススメです。水がクリアな時はナチュラル系、濁度が強い時にはアピール系を選ぶようにしましょう。

2.朝マヅメ(中盤〜終盤)

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太陽は赤みがかり、徐々に光量が増してきた頃。

朝マヅメの中盤から終盤にかけて波長の長いフラッシングで魚にアピールするため、ゴールドベースにチェンジしましょう。

3.日の出後

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朝のゴールデンタイムが終わり太陽が昇り切った頃、ゴールドベースからブルピンにチェンジしましょう。

この時間帯にブルピンを使用するのは、まだ活性の高い個体が残っている可能性があるためです。

活性が低下した個体も反応できるよう、やや控えめなアピール系のカラーで様子を見る必要があります

これでも反応がない場合、次のカラーチェンジに進みます。

4.日の出後〜正午

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日の出後から正午にかけてはナチュラル系のルアーを使用しましょう。

正午に近づくにつれて魚の活性は一気に低下します。

この状況でアピール系のルアーを使用していては食い気の少ない魚はルアーを警戒するだけです。なるべくベイトフィッシュに似せたカラーで探るようにしましょう。

4.水深によっても使用するルアーを変えよう

水深によってもルアーカラーは変えるべきです。

突然ですが、なぜカサゴの魚体は赤いのか?その理由をご存知でしょうか?

そのヒントは彼らの生存戦略にあります。

光の波長の長さは赤外線→赤紫→赤→燈→黄→緑→青→青紫→紫外線の順番に長いことが知られています。

そして、水は光を吸収する性質があり、波長が長いほど水中で吸収されやすく短いほど残ります

例えば深海では水の色が青一色になるのは、波長の短い青色が吸収されずに残ったためです。逆にいうと、赤色は水に吸収されて消えてしまい、よく見えないということです。

これが、カサゴの魚体がなぜ赤みがかっているか?の答えに繋がります。

深海では波長の長い赤は吸収されてしまいますので、体が赤いことで周囲から見えにくく外的に襲われにくいため、彼らは体を赤みがからせるという進化を遂げたのです。

青物も色を巧みに使って生き延びてきた

これと同様に、青物も進化をしてきました。

水面付近を回遊する青物の魚体は上半分は青色下半分はシルバーの組み合わせです。

これは水面から見た時に背中が海水の青と同化して鳥類からの捕食を避けるためであり、お腹がシルバーなのは、海中から上を見た時に水面の反射と同化することで身を隠すためです。

つまり、ルアーカラーによってアピールレンジ違うということです。

水深の深い場所でアピールしたい場合は青系のルアーを使用すれば良く、水深の浅い場所でアピールしたい場合は赤系のルアーが効果的ということです。

魚が釣れる条件には活性や濁度などの様々な要素がありますが、ルアー選びに迷った時は水深とルアーカラーもひとつの目安にしてみてください。

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5.効率的なルアーカラーチェンジで快適なフィッシングライフを

この記事ではルアーカラーの特性とルアーカラー選びの基本を紹介しました。

【周りのアングラーの中で、なぜがあの人だけが釣れている・・】

このような経験をされた方も多いかと思います。もしかすると釣れている人はカラー特性を理解した上で効率的なカラーチェンジを行なったのかもしれません。

この記事を読む事で、今まで「なんとなく」ルアーカラーを選んでいた方は、状況に応じた適切なカラーチェンジができるようになったかと思います。

ポイ活
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最後までご覧いただきありがとうございました。

参考資料:超やさしいルアーフィッシング 一番釣れるショアジギング 株式会社ケイエス企画

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